お世話になっております。
今回は、最近よく耳にする様になった
「週休二日補正」
についてお話したいと思います。それでは参りましょう。
- 週休二日補正って何なのか分かります。
- 土木積算にどう影響があるのかが分かります。
- 2パターンの積算方法があるのでその注意点が分かります。
- 積算ソフト「ATLUS」での設定方法とコツが分かります。
週休二日補正って何?
建設業の働き方改革の推進により、働き過ぎの問題を解決するために、
国土交通省から平成31年から試行されたものです。
週休二日補正というのは、文字通り
「週に2日休んで」
という補正のことです。 ただ、必ずしも「週に2日」というものではなく、区分として
- 「4週6休」→4週間に6日は休んでね
- 「4週7休」→4週間に7日は休んでね
- 「4週8休」→4週間に8日は休んでね
の三区分があります。ここからの説明については上記の
「4週8休」つまり、週に2日以上休むについて説明していきます。
積算に関係あるの?
はい。関係があります。積算の段階でこの週休二日補正を掛ける対象の 工事になれば、
以下の費用について所定の補正を掛ける事になります。

【例】(元の数値はあくまで例です)
普通作業員 10,000円×1.05=10,500円
機械賃料 6,000円×1.05=6,300円
共通仮設費率 10%×1.04=10.4%
現場管理費率 15%×1.06=15.9%
この様に、ひとつひとつの費用に対しては小さな掛け率ですが、 労務や賃料などはひとつの工事にたくさん存在していますから、 チリも積もれば大きな数字に膨れ上がります。
発注方式による違い
ただし、ココで注意が必要です。
「週休二日補正の対象工事になった」
だけではこれらの補正を掛けるとは決まりません。
2つの発注方式のうちどちらの発注方式になるかで、 みなさんが入札時点でこの補正を掛けるのか、掛けないのかが決まります。

上記を読んで字の如くですが、これらの違いというのは、週休二日の実施を
「発注者が指定するのか」「受注者が希望するのか」
の違いになります。どちらの結果も「週休二日」を実施するに 変わり無いのですが、この2つの違いによって、
「積算に補正を掛けて工事価格を算出するのか」
「積算に補正を掛けず工事価格を算出するのか」
の、大きな違いが発生します。
積算時に補正を掛けるのか否か?
発注者指定方式 → 積算する段階で補正を掛ける 受注者希望方式 → 工事着手前に補正を掛ける(積算段階では補正を掛けない)
この様に、結果的に補正を掛けるのですが、入札段階で補正を掛けるのと掛けないのと違いがあります。この違いに気づかないと、入札時の工事価格算出に金額差が生じてしまいます。
ここまでのまとめ
- 週休二日補正は採用される方式によって積算時に補正を掛ける/掛けないが決まる。
- 補正の対象は労務費、機械賃料、経費率
- 通常の「週休2日」に加え、新たに「交代制週休2日」が追加された。
次の章では、積算ソフトATLUSでの設定方法と注意点についてご説明します。
設定方法(積算ソフトATLUSを用いての説明)
では、実際に積算ソフトATLUSでは どの様に設定をすればいいのか解説します。
「設定箇所が2箇所あるので注意が必要です」
手順①(設計書作成ウィザード画面)
上記の設定によって「労務費」と「機械費(賃料)」 に対し所定の補正が自動で掛かるようになります。
手順②(経費計算条件画面)
上記の設定によって、「現場管理費率」に対し所定の補正が自動で掛かるようになります。
注意点
設定箇所が2つあります
上記手順のように、積算ソフトでは設定する箇所が大きく分けて2箇所あります。 どちらかの設定が抜けていると、補正が正しく掛かりませんのでご注意ください。 ※設定箇所は前述のとおりです
令和3年度から対象範囲が拡大し「交代制の週休二日補正が新たに始まった」
平成31年から始まった補正ですが、令和3年度の積算基準より、新たに 「交代制」の週休二日が始まりました。
「週休二日」なのか「交代制の週休二日」なのか
判断した上で設定をしてください。
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